ファッション通販サイトでクレカ情報流出 - 一部不正利用か
アパレルの通信販売サイト「Cinq essentiel」が不正アクセスを受け、顧客のクレジットカード情報が流出し、一部が不正に利用された可能性があることがわかった。
同サイトを運営するチンクエクラシコによれば、脆弱性を突く不正アクセスにより、ファイルの改ざんが行われたという。2019年8月22日から2022年8月4日にかけて、クレジットカード決済を利用した873人に関する個人情報が外部へ流出した可能性があることが判明した。
氏名、住所、電話番号、メールアドレス、パスワード、クレジットカードの名義、番号、有効期限、セキュリティコードを窃取されたおそれがある。
同社は、8月5日にウェブサイトをリニューアルしていたが、同月22日にクレジットカード会社より情報流出の可能性について指摘があり、調査を行ったところリニューアル前のサイトで被害が発生していたことが発覚した。
同社では10月13日に個人情報保護委員会に報告。11月17日に外部事業者の調査を終え、翌18日に警察へ被害を申告した。対象となる顧客に対しては、12月13日よりメールを通じて謝罪。身に覚えのない請求が行われていないか注意するよう呼びかけている。
同社は、情報漏洩が発生したシステムについて、すでに運用していないと説明。クレジットカード決済の再開については、今後ウェブサイトでアナウンスするとしている。
(Security NEXT - 2022/12/15 )
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