ゼロデイ脆弱性に対処した「Microsoft Edge」がリリース
「Chromium」にゼロデイ脆弱性「CVE-2022-4135」が明らかとなった問題で、マイクロソフトは「Microsoft Edge」のセキュリティアップデートをリリースした。
同脆弱性は、GPUの処理においてヒープベースのバッファオーバーフローが生じる脆弱性。重要度は「クリティカル(Critical)」とされており、すでに悪用も確認されている。
米国立標準技術研究所(NIST)の脆弱性データベース「NVD」では、共通脆弱性評価システム「CVSSv3.1」のベーススコアを「9.8」と評価。重要度を「クリティカル(Critical)」としている。
マイクロソフトでは、「Chromium 107.0.5304.150」「同106.0.5249.205」をベースとした「MS Edge 107.0.1418.62」および「同106.0.1370.86」を現地時間11月28日にリリースし、同脆弱性を解消した。
「Chromium 108」により複数の脆弱性が修正されたことについても把握しており、アップデートの準備を進めているという。
(Security NEXT - 2022/12/01 )
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