Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

医療機関向け給食施設でランサム感染 - 委託元被害の関連性は調査中

社会医療法人の生長会は、同法人が運営する給食提供施設「ベルキッチン」や関連施設のサーバがランサムウェアに感染したことを明らかにした。詳細を調べている。

10月31日6時ごろ、一部のサーバが立ち上がらない状態となっており、ランサムウェアの感染被害が判明したもの。障害発生より約1時間後に外部通信を遮断した。

同法人では原因や情報流出の影響などを調べるとともに復旧に向けて作業を進めている。給食事業において障害発生より数日間は提供時間に遅れが生じたが、計画通りに生産し、継続して提供しているという。

今回のランサムウェア感染に関連し、同法人へ業務を委託している大阪急性期・総合医療センターでは、「ベルキッチン」のシステム経由で侵入を受け、ランサムウェアに感染した可能性が高いことを公表しているが、同法人では関連性について調査中としている。

(Security NEXT - 2022/11/08 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

関連リンク

PR

関連記事

海外グループ会社の元従業員が個人情報を不正持出 - クラレ
個人情報や生産データが流出した可能性 - JVCケンウッド
日立製ディスクアレイシステム「Hitachi VSP」に平文PWをログ保存する脆弱性
JVNで6製品の使用中止を呼びかけ - 脆弱性見つかるも開発者と連絡不能
バッファローのNAS製品にMITM攻撃でコード実行のおそれ
米当局、脆弱性3件の悪用に注意喚起 - FortinetやIvantiの製品が標的に
USB紛失で町長ら減給、不正利用判明すれば再度処分を検討 - 佐久穂町
小規模事業者持続化補助金の事務局がランサム被害
JPCERT/CCが攻撃相談窓口を開設 - ベンダー可、セカンドオピニオンも
「auひかり」向けのブロードバンドルータに複数の脆弱性