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米政府、行政機関にゼロデイ脆弱性2件への対応促す

米サイバーセキュリティインフラストラクチャセキュリティ庁(CISA)は現地時間9月14日、「悪用が確認された脆弱性カタログ(KEV)」に2件の脆弱性を追加した。

CISAでは、積極的に悪用が確認されている脆弱性をリスト化し、米連邦政府や行政機関に対し期限付きで対策を講じるよう求めており、対象リストに2件の脆弱性を追加したもの。

今回追加されたのは、「CVE-2022-37969」「CVE-2022-32917」の2件。

「CVE-2022-37969」は「Windows共通ログファイルシステムドライバ」に明らかとなった権限昇格の脆弱性で、マイクロソフトが現地時間9月13日に公開した月例セキュリティ更新で対応している。

一方、「CVE-2022-32917」は「macOS Monterey 12.6」「iOS 16」「同15.7」「iPadOS 15.7」のカーネルに明らかとなった脆弱性。Appleでは現地時間9月12日にアップデートを公開している。

いずれもアップデートのリリース時点で脆弱性が悪用されていることが判明していた。

(Security NEXT - 2022/09/15 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

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