Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

圧縮ライブラリ「zlib」の最新版に深刻な脆弱性

データの圧縮や解凍機能を提供するライブラリ「zlib」に深刻な脆弱性が明らかとなった。

最新版となる「同1.2.12」および以前のバージョンにおいて、特定関数でgzipヘッダの追加フィールドを処理する際、ヒープベースのバッファオーバーフローが生じる脆弱性「CVE-2022-37434」が明らかとなったもの。

米国立標準技術研究所(NIST)の脆弱性データベース「NVD」では、共通脆弱性評価システム「CVSSv3.1」においてベーススコアは「9.8」、重要度は「クリティカル(Critical)」とレーティングしている。

アップデートは公開されていないが、開発ブランチにおいてパッチが公開されており、一部ディストリビューションのブランチでは修正を実施している。

(Security NEXT - 2022/08/24 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

PR

関連記事

サイト改ざんで不正なページが表示 - 手芸用品メーカー
企業承認者のメアド流出、システム不具合で - 案件紹介サービス
再委託先でメール誤送信、イベント参加者のメアド流出 - 香川県
不正アクセスを受け、不正なメール送信 - SOMPO HD傘下の開発会社
県立高でのメール誤送信、Outlookの「取消機能」で再発 - 三重県
「JBoss RichFaces」に対する脆弱性攻撃に注意喚起 - 米当局
ランサム被害、中小企業が6割弱 - 暗号化しない脅迫も
ネットバンク不正送金が前四半期の2倍超 - 過去最悪に
「サイバーセキュリティ関係法令 Q&Aハンドブック」が改訂
企業の健診結果を別企業へメールで誤送信 - 日大病院