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圧縮ライブラリ「zlib」の最新版に深刻な脆弱性

データの圧縮や解凍機能を提供するライブラリ「zlib」に深刻な脆弱性が明らかとなった。

最新版となる「同1.2.12」および以前のバージョンにおいて、特定関数でgzipヘッダの追加フィールドを処理する際、ヒープベースのバッファオーバーフローが生じる脆弱性「CVE-2022-37434」が明らかとなったもの。

米国立標準技術研究所(NIST)の脆弱性データベース「NVD」では、共通脆弱性評価システム「CVSSv3.1」においてベーススコアは「9.8」、重要度は「クリティカル(Critical)」とレーティングしている。

アップデートは公開されていないが、開発ブランチにおいてパッチが公開されており、一部ディストリビューションのブランチでは修正を実施している。

(Security NEXT - 2022/08/24 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

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