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WordPress向け連絡先管理プラグインに深刻な脆弱性

コンテンツマネジメントシステム(CMS)の「WordPress」向けに提供されているプラグイン「WP Contacts Manager」に深刻な脆弱性が明らかとなった。修正プログラムは用意されておらず、プラグインの公開も一時停止されている。

同プラグインは、名前やメール、電話番号、メモなど「連絡先」の管理を行うことができるプラグイン。「同2.2.4」および以前のバージョンに「SQLインジェクション」の脆弱性「CVE-2022-1014」が明らかとなったもの。

認証なしに悪用が可能で、エクスプロイトコードも公開されている。米国立標準技術研究所(NIST)の脆弱性データベース「NVD」における共通脆弱性評価システム「CVSSv3.1」のベーススコアは「9.8」で、重要度は4段階中もっとも高い「クリティカル(Critical)」とレーティングされている。

脆弱性を修正するアップデートは用意されておらず、WordPress.orgにおけるプラグインの公開も一時中止されている。

(Security NEXT - 2022/05/31 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

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