Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

WordPress向け連絡先管理プラグインに深刻な脆弱性

コンテンツマネジメントシステム(CMS)の「WordPress」向けに提供されているプラグイン「WP Contacts Manager」に深刻な脆弱性が明らかとなった。修正プログラムは用意されておらず、プラグインの公開も一時停止されている。

同プラグインは、名前やメール、電話番号、メモなど「連絡先」の管理を行うことができるプラグイン。「同2.2.4」および以前のバージョンに「SQLインジェクション」の脆弱性「CVE-2022-1014」が明らかとなったもの。

認証なしに悪用が可能で、エクスプロイトコードも公開されている。米国立標準技術研究所(NIST)の脆弱性データベース「NVD」における共通脆弱性評価システム「CVSSv3.1」のベーススコアは「9.8」で、重要度は4段階中もっとも高い「クリティカル(Critical)」とレーティングされている。

脆弱性を修正するアップデートは用意されておらず、WordPress.orgにおけるプラグインの公開も一時中止されている。

(Security NEXT - 2022/05/31 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

PR

関連記事

ランサム被害でシステム障害、グループ各社に影響 - テイン
公開PDF資料に個人情報、県注意喚起きっかけに判明 - 菊池市
小学校で個人票を誤配布、マニュアルの認識不十分で - 大阪市
ファイル転送ソフト「MOVEit Transfer」にDoS脆弱性 - 修正版公開
ネット印刷サービスにサイバー攻撃、個人情報流出か - ウイルコHD子会社
英国ブランド通販サイト、約3年間にわたりクレカ情報流出の可能性
「VMware Tools」「Aria Operations」既知脆弱性、悪用事例の報告
ランサム攻撃者が犯行声明、事実関係を確認中 - アスクル
ペット保険システムから契約者情報など流出した可能性 - アクサ損保
米当局、「XWiki Platform」「Aria Operations」脆弱性を悪用リストに追加