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「Cisco WLCソフトウェア」に深刻な脆弱性 - 管理者としてログインされるおそれ

「Cisco Wireless LAN Controller(WLC)ソフトウェア」に認証を回避し、管理者権限によるアクセスが可能となる脆弱性が明らかとなった。

「同8.10.162.0」「同8.10.151.0」の特定設定下において、細工したアカウント情報を用いて管理インタフェースにおいて認証機能をバイパスし、リモートより管理者権限によるログインすることが可能となる脆弱性「CVE-2022-20695」が明らかとなったもの。

「3504 Wireless Controller」「5520 Wireless Controller」「8540 Wireless Controller」「Mobility Express」「Virtual Wireless Controller(vWLC)」が影響を受ける。

共通脆弱性評価システム「CVSSv3.1」のベーススコアは、最高値である「10.0」とレーティングされている。悪用は確認されていないという。

同社は脆弱性に対処したアップデート「同8.10.171.0」を公開。同社はアップデートを呼びかけるとともに、回避策をアナウンスしている。

(Security NEXT - 2022/04/18 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

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