Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

オンライン会議「Zoom」のチャット機能に脆弱性 - 「zip爆弾攻撃」受けるおそれ

オンライン会議システムを提供するZoomは、セキュリティアップデートをリリースした。

「Zoom Client for Meetings」のチャット機能において高圧縮ファイルを用いた「zip爆撃攻撃」を受けるおそれがある脆弱性「CVE-2022-22780」が判明したもの。

脆弱性を悪用され、巨大なファイルが展開されるとリソースが枯渇し、サービス拒否に陥るおそれがある。脆弱性の重要度は「中(Medium)」、共通脆弱性評価システム「CVSSv3.1」のベーススコアは「4.7」とレーティングされている。

「Windows」や「macOS」をはじめ、「Linux」「iOS」「Android」向けに提供されているクライアントに影響があり、脆弱性を修正した最新版へアップデートするよう求めている。

また「Windows」「macOS」におけるKeybaseクライアントにおいて、ユーザーにより展開されたメッセージを適切に削除できない脆弱性「CVE-2022-22779」も明らかとなった。重要度は「低(Low)」としておりアップデートにて修正している。

(Security NEXT - 2022/02/09 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

関連リンク

PR

関連記事

「Firefox 125.0.1」をリリース、脆弱性15件を修正
「PAN-OS」脆弱性の詳細や悪用コードが公開済み - 攻撃拡大のおそれ
「PAN-OS」脆弱性、攻撃条件を修正 - 一部緩和策が「効果なし」に
Oracle、「Java SE」に関する脆弱性13件を修正
Oracle、四半期定例パッチを公開 - のべ441件の脆弱性に対応
WordPress向けプラグイン「InstaWP Connect」に脆弱性
Windows環境下の複数開発言語に脆弱性「BatBadBut」が判明
「Microsoft Edge」にアップデート - 「Chromium」の脆弱性修正を反映
「PHP」に複数の脆弱性 - セキュリティアップデートで修正
「GitLab」にセキュリティアップデート - 脆弱性4件を解消