Google、27件のセキュリティ修正含む「Chrome 98」をリリース
Googleは、同社ブラウザの最新版となる「Chrome 98」をリリースした。複数の脆弱性を解消している。
Windows向けに「同98.0.4758.82」「同98.0.4758.81」「同98.0.4758.80」およびmacOSやLinux向けに「同98.0.4758.80」をリリースしたもの。
今回のアップデートでは、「COLRv1フォント」のサポートなど機能強化のほか、セキュリティに関する27件の修正を実施した。
CVEベースで19件の脆弱性に対応したことを明らかにしている。重要度が4段階中もっとも高い「クリティカル(Critical)」とされる脆弱性は含まれていない。
重要度が2番目に高い「高(High)」とされる脆弱性は8件。解放後のメモリを使用するいわゆる「Use After Free」の脆弱性5件をはじめ、ヒープバッファオーバーフロー、型の取り違い、実装の不備などに対処した。
さらに重要度が「中(Medium)」とされる脆弱性10件や「低(Low)」の脆弱性1件を解消している。今後数日から数週間をかけてアップデートを展開していく予定。今回のアップデートで修正された脆弱性は以下のとおり。
CVE-2022-0452
CVE-2022-0453
CVE-2022-0454
CVE-2022-0455
CVE-2022-0456
CVE-2022-0457
CVE-2022-0458
CVE-2022-0459
CVE-2022-0460
CVE-2022-0461
CVE-2022-0462
CVE-2022-0463
CVE-2022-0464
CVE-2022-0465
CVE-2022-0466
CVE-2022-0467
CVE-2022-0468
CVE-2022-0469
CVE-2022-0470
(Security NEXT - 2022/02/03 )
ツイート
PR
関連記事
「Apache Tomcat」にアップデート - 脆弱性「MadeYouReset」を解消
「HTTP/2」実装に「MadeYouReset」脆弱性 - DoS攻撃のおそれ
「Exchange Server」のハイブリッド構成に深刻な脆弱性 - MSが定例外アドバイザリ
秘密管理ツール「OpenBao」に脆弱性 - 任意のコード実行が可能に
N-ableのIT管理ツールにゼロデイ脆弱性 - 米当局が悪用に注意喚起
Palo Alto、セキュリティアドバイザリ6件を公開
「Spring Framework」に脆弱性 - アップデートで修正
LLMキャッシュ管理ツールにRCE脆弱性 - キャッシュ汚染に起因
プリント管理ソフト「Xerox FreeFlow Core」に深刻な脆弱性
「Amazon EMR」に深刻な脆弱性 - 資格情報漏洩のおそれ