キングジムのパスワード管理端末に脆弱性 -利用中止を
キングジムのパスワード管理製品「ミルパス PW10」「同PW20」にパスワードを窃取されるおそれがある脆弱性が判明した。利用を中止するよう呼びかけられている。
両製品は、IDやパスワードなど最大200件を端末内部に保存してマスターパスワードで管理でき、液晶画面より確認できるハードウェア。
脆弱性情報のポータルサイトであるJVNによれば、同製品のファームウェアに機微情報を暗号化していない脆弱性「CVE-2022-0183」が明らかとなった。端末へ物理的にアクセスできる第三者によって、保存されたパスワードを窃取されるおそれがあるという。
同社ではすでに両製品のサポートを終了しており、製品の使用を中止するよう利用者に呼びかけた。また廃棄にあたっては内部のデータをすべて消去するよう求めている。
同脆弱性は、三井物産セキュアディレクションの塚本泰三氏が情報処理推進機構(IPA)へ報告したもので、公表にあたりJPCERTコーディネーションセンターが調整を実施した。
(Security NEXT - 2022/01/13 )
ツイート
関連リンク
PR
関連記事
ファイル転送ソフト「MOVEit Transfer」にDoS脆弱性 - 修正版公開
「VMware Tools」「Aria Operations」既知脆弱性、悪用事例の報告
米当局、「XWiki Platform」「Aria Operations」脆弱性を悪用リストに追加
組織の「ネット玄関口」狙う攻撃に注意 - 可視化や脆弱性対策の徹底を
米当局、「WSUS」脆弱性で対象サーバの特定や侵害監視を呼びかけ
「VMware Aria Operations」や「VMware Tools」に脆弱性 - 修正版を公開
「Kea DHCP」にサービス拒否の脆弱性 - アップデートが公開
「WordPress」のキャッシュプラグインにXSS脆弱性
プラネックス製モバイルルータ「ちびファイ4」に脆弱性
「Docker Compose」にパストラバーサル脆弱性 - 修正版を公開
