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試用版「McAfee Total Protection」のインストーラーに脆弱性

Windows向けに提供されている「McAfee Total Protection(MTP)」の試用版のインストーラに脆弱性が含まれていることがわかった。

権限昇格の脆弱性「CVE-2021-23877」が明らかとなったもので、インストール時に作成された特定ファイルを置き換えることで、管理者権限でコードを実行されるおそれがある。悪用は確認されていない。

同社は共通脆弱性評価システム「CVSSv3.1」のベーススコアは「6.7」、重要度を「高(High)」と評価している。一方、米国立標準技術研究所(NIST)の脆弱性データベース「NVD」では「CVSSv3.1」のベーススコアを「7.8」とした。

同社では、8月11日に脆弱性を修正した「同16.0.36」をリリース。同バージョン以降の最新版インストーラーを利用するよう求めている。なお有料版のインストーラについては影響を受けないとしている。

(Security NEXT - 2021/11/05 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

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