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「さくらインターネット」を装うフィッシング - 「虚偽登録」「契約解除」など複数文面で出回る

ホスティングサービスなどを提供する「さくらインターネット」の利用者を狙ったフィッシング攻撃が発生しているとして、同社やフィッシング対策協議会では注意喚起を行った。

フィッシングメールは、複数の文面で出回っており、「会員の登録情報に虚偽の内容がある」「約款に基づき利用契約を解除した」「登録のクレジットカード情報が更新された」など利用者の不安を煽る内容でいずれも同じURLに誘導していた。

フィッシングサイトは、会員向けのログイン画面のデザインを盗用しており、IDやパスワードなどを騙し取る。今回確認されたケースでは、中国の国別トップレベルドメイン「.cn」が使用されていた。

10月4日の時点でフィッシングサイトの稼働が確認されており、フィッシング対策協議会ではJPCERTコーディネーションセンターへ調査を依頼。同協議会や同社では、偽サイトで誤って会員情報を入力しないよう注意を呼びかけている。

(Security NEXT - 2021/10/05 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

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