Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

「Citrix ADC」や「Citrix Gateway」に複数脆弱性 - 認証回避のおそれ

「Citrix ADC(旧NetScaler ADC)」や「Citrix Gateway(旧NetScaler Gateway)」に複数の脆弱性が明らかとなった。一部脆弱性は、「Citrix SD-WAN WANOP Edition」も影響を受けるという。

バージョンによって影響を受ける脆弱性は異なるが、アプライアンスにおいてディスクスペースの消費が適切に制限されておらず、認証なしに管理画面へアクセスが可能となる「CVE-2021-22919」が判明した。

フィッシング攻撃により、SAML認証を乗っ取られるおそれがある脆弱性「CVE-2021-22920」や
セッションIDの固定化が生じる脆弱性「CVE-2021-22927」が存在。いずれも「SAML SP(サービスプロバイダ)」として利用した場合に影響を受ける。

また「CVE-2021-22919」に関しては、「Citrix SD-WAN WANOP Edition」にも含まれるという。

同社は脆弱性を修正したアップデートをリリース。可能な限り早く適用するよう利用者に呼びかけている。

(Security NEXT - 2021/07/21 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

PR

関連記事

障害はWindows端末の1%未満、重要サービスでの利用多く影響拡大
「OpenVPN」に「OVPNX脆弱性」 - 3月の更新で修正済み
CrowdStrikeによる障害、約850万台に影響 - あらたな復旧方法も準備中
「CrowdStrike」装う「フィッシング」や「偽修復ツール」に警戒を
先週注目された記事(2024年7月14日〜2024年7月20日)
あらたな脅威へ対応する設定ファイルが原因に - CrowdStrike障害
Windows端末の障害問題に便乗するサイバー攻撃が発生中
CrowdStrike、Windows環境での不具合で声明 - 復旧方法も紹介
一部Window端末が正常に起動できず - CrowdStrikeが不具合認める
システムの仕様を知らずメール誤送信が発生 - 東京都福祉保健財団