紛失や誤送付など個人情報関連事故2件を公表 - 八千代市

千葉県八千代市は、マイナンバーを含む個人情報が記載された書類の紛失や介護保険の支給決定通知書の誤送付などを公表した。

紛失が判明したのは、3月4日に市役所内の申告会場で提出された2020年分の確定申告書1件。氏名や住所、電話番号、生年月日、マイナンバー、収入金額、所得金額、所得控除額などが記載されている。税務署から引き落としの通知が来ないとの訴えにより、問題が判明した。

同日に同会場で確定申告書を提出した人を記載した名簿に氏名の記載がなく、受付して名簿を作成するまでに紛失したものと見られる。同市では、6月25日に職員が対象者の自宅を訪問。経緯の説明と謝罪を行っている。

また介護保険の高額介護合算療養費の支給決定通知書を、申請者以外に送付するミスについて公表した。被保険者の死亡後、被保険者の娘から申請があった高額介護合算療養費等支給を誤って息子宛に送付したもの。

息子は介護保険料過誤納金還付請求書を提出しており、同書類の送付先となっていたことから、誤って送付してしまったという。誤送付した支給決定通知書には、下4桁は伏字となっているが振込先口座情報が記載されていた。

同市では双方に電話で謝罪。誤送付書類を回収したのち、あらためて送付する。

（Security NEXT - 2021/07/01 ）ツイート