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RTOS「Apache NuttX」に深刻な脆弱性 - 5月末の更新で修正済み

Apache Software FoundationのインキュベーターであるリアルタイムOSの「Apache NuttX」に深刻な脆弱性が明らかとなった。

同OSに用意された関数「malloc」「realloc」「memalign」において、整数オーバーフローの脆弱性「CVE-2021-26461」が明らかとなったもの。脆弱性を悪用されると、リモートよりコードを実行されたり、システムがクラッシュするおそれがある。

米国立標準技術研究所(NIST)の脆弱性データベース「NVD」による共通脆弱性評価システム「CVSSv3.1」のベーススコアは「9.8」、「クリティカル(Critical)」とレーティングされている。

同脆弱性は、5月26日にリリースされた「同10.1.0」で修正済みだという。

(Security NEXT - 2021/06/29 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

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