「Apache Tomcat」にソースコード漏洩のおそれ - 11月更新版で修正済み
「Apache Tomcat」にソースコードが漏洩するおそれがある脆弱性が明らかとなった。JPCERTコーディネーションセンターなども注意を呼びかけている。
NTFSファイルシステム上で運用している場合、特定の設定においてセキュリティ機能をバイパスしたり、JSPにおけるソースコードが漏洩するおそれがある脆弱性「CVE-2021-24122」が明らかとなったもの。開発チームが1月14日に公表した。
脆弱性の重要度は、4段階中、上から2番目にあたる「重要(Important)」とレーティング。2020年11月17日に公開した「同10.0.0-M10」「同9.0.40」「同8.5.60」「同7.0.107」で修正されているという。
これらバージョンでは、12月に情報漏洩の脆弱性「CVE-2020-17527」についても修正されたことが公表されている。これら脆弱性の判明を受けて、JPCERTコーディネーションセンターでは注意喚起を実施。アップデートを検討するよう呼びかけている。
(Security NEXT - 2021/01/15 )
ツイート
関連リンク
PR
関連記事
「NetScaler ADC」脆弱性、パッチ公開前から攻撃発生
「NetScaler ADC/Gateway」にゼロデイ脆弱性 - 早急に更新を
「Chrome」にゼロデイ脆弱性、アップデート公開 - 軽減策の実施も
特権コマンド実行ツール「sudo」に重要度「クリティカル」の脆弱性
「IBM WebSphere Application Server」にRCE脆弱性 - 暫定パッチ公開
「MS Edge」にアップデート - 固有の脆弱性などにも対処
Salesforceのローコード開発ツールに脆弱性 - 設定リスクの指摘も
構成管理ツール「Salt」に複数脆弱性 - 「クリティカル」も
「Kibana」に深刻な脆弱性 - 「Chromium」の既知脆弱性に起因
「IBM i」のFAX機能に権限昇格の脆弱性 - 修正パッチを提供