Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

コインチェック、情報流出懸念の対象件数を修正 - 送金サービスを再開

コインチェックは、同社が利用するドメイン登録サービスにおいて、同社アカウントが不正アクセスを受けた問題で、情報流出の対象となる顧客の人数を修正した。また一時停止していた暗号資産(仮想通貨)の送金を再開した。

問題の不正アクセスは、同社が利用するGMOインターネットのドメイン登録サービス「お名前.com」において、同社アカウントが不正アクセスを受けたもの。

同サービスの管理ツール「お名前.com Navi」に、通信の改ざんが可能となる脆弱性が存在し、登録されているメールアドレスが、第三者によって改ざんされたという。さらにパスワードも変更され、管理画面へアクセスされてドメイン登録情報を不正に書き換えられた。

ドメイン登録情報が書き換えられた影響で、同社へメールで問い合わせを行った顧客の情報が第三者によって取得された可能性がある。同社は、対象者を当初約200人としていたが、発生期間直前に問い合わせを行った約100人も影響を受けた可能性があるとし、対象者を約300人に修正した。

今回の問題を受け、同社はドメイン登録サービス事業者を移管。原因の解明や再発防止策を実施したとして、一時停止していた暗号資産の送金サービスを再開している。

(Security NEXT - 2020/06/05 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

関連リンク

PR

関連記事

ウェブサーバが迷惑メール送信の踏み台に - タカラベルモント
従業員メルアカに不正アクセス、スパム踏み台に - 組込機器メーカー
メールサーバがフィッシングメールの踏み台に - 広済堂HD子会社
サーバがランサム被害、UTMの設定不備を突かれる - CRESS TECH
公式Xアカウントが乗っ取り被害 - メガネの愛眼
第三者にメールを閲覧された痕跡、詳細を調査 - 東芝テック
計算用サーバが攻撃の踏み台に、テストアカを侵害 - お茶大
アイドルコンテストのX公式アカウントが乗っ取り被害
サイトに不正アクセス、テスト環境でPW窃取される - 日水コン
福井県の味噌蔵通販サイトに不正アクセス - 個人情報流出のおそれ