Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

一部「ウイルスバスタークラウド」に無効化される脆弱性

トレンドマイクロが提供する「ウイルスバスタークラウド」の一部Windows版に脆弱性が含まれていることがわかった。

「同バージョン15」において、システム起動中に特定のファイルを操作されるとサービス拒否に陥る脆弱性「CVE-2019-19694」が含まれていることが明らかとなったもの。第三者によって悪用されると、同ソフトが無効化されるおそれがある。

同脆弱性は、Pink Flying Whale黒翼猫氏が情報処理推進機構(IPA)へ報告したもので、JPCERTコーディネーションセンターが調整を実施した。

トレンドマイクロでは、2月6日より自動配信機能を通じてアップデートを配信。また「同バージョン16」については影響を受けないとしている。

(Security NEXT - 2020/02/14 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

PR

関連記事

「Cisco FMC」に深刻な脆弱性 - 認証なしでコマンド実行のおそれ
Cisco、ファイアウォール製品群にアドバイザリ21件を公開
「Apache Tomcat」にアップデート - 脆弱性「MadeYouReset」を解消
「HTTP/2」実装に「MadeYouReset」脆弱性 - DoS攻撃のおそれ
「Exchange Server」のハイブリッド構成に深刻な脆弱性 - MSが定例外アドバイザリ
秘密管理ツール「OpenBao」に脆弱性 - 任意のコード実行が可能に
N-ableのIT管理ツールにゼロデイ脆弱性 - 米当局が悪用に注意喚起
Palo Alto、セキュリティアドバイザリ6件を公開
「Spring Framework」に脆弱性 - アップデートで修正
LLMキャッシュ管理ツールにRCE脆弱性 - キャッシュ汚染に起因