「Firefox 68」がリリース、クリティカル含む脆弱性21件を解消
Mozilla Foundationは、ブラウザの最新版となる「Firefox 68」をリリースした。深刻な脆弱性などを修正している。
今回のアップデートでは、重要度が「クリティカル(Critical)」とされる脆弱性2件など、CVEベースであわせて21件の脆弱性を解消した。
「クリティカル」とレーティングされた脆弱性は、「CVE-2019-11709」「CVE-2019-11710」で、いずれも悪用されるとメモリ破壊が生じ、リモートでコードを実行されるおそれがある。
次に重要度が高い「高(High)」とされる脆弱性は4件。解放後のメモリへアクセスする「CVE-2019-11713」のほか、スクリプトインジェクションの脆弱性やサンドボックスが回避される脆弱性などへ対処した。
さらに重要度が「中(Moderate)」10件や、「低(Low)」とされる脆弱性5件を修正している。
また「Firefox ESR 60.8」をあわせて公開しており、「CVE-2019-11709」を含む10件の脆弱性に対応した。
(Security NEXT - 2019/07/10 )
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