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16.5%の企業がCSIRT設置 - 1001名以上では4割

約4社に1社がCISOを置き、2割弱の企業がCSIRT(Computer Security Incident Response Team)を設置していることがわかった。

MS&ADインターリスク総研が、企業におけるセキュリティ体制についてアンケート調査を実施したもの。9月下旬から10月中旬にかけて無作為に抽出した1万社を対象に質問票を郵送、回答結果を取りまとめた。有効回答数は689件。

同社によれば、回答企業の25.6%がCISOを設置。またCSIRTの設置企業は16.5%、セキュリティオペレーションセンター(SOC)の設置企業は12.9%だった。一方回答企業の55.2%はセキュリティ体制を構築していないとしている。

今回の調査において回答者の9.4%にあたる1001人以上の企業に絞って見ると、CISOは33.8%、CSIRTは40%が設置。SOCも27.7%が導入しており、セキュリティ体制が未構築との回答は38.5%だった。

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セキュリティ体制の設置状況(グラフ:MS&ADインターリスク総研)

(Security NEXT - 2018/12/05 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

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