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「VMware ESXi」に深刻な脆弱性 - ホスト上でコード実行のおそれ

「VMware ESXi」「同Workstation」「同Fusion」において、ゲストマシンよりホスト上でコードを実行されるおそれがある深刻な脆弱性が判明した。アップデートがリリースされている。

仮想ネットワークアダプタ「vmxnet3」において、初期化せずにスタックメモリを使用する脆弱性「CVE-2018-6981」が判明したもの。重要度は4段階中もっとも高い「クリティカル(Critical)」とレーティングされている。

脆弱性を悪用されると、ゲストマシンがホスト上でコードの実行が可能になるという。同仮想アダプタを使用している場合に限り影響があり、未使用時には影響を受けない。

また「同ESXi」に関しては、同じく「vmxnet3」使用時に情報漏洩の脆弱性「CVE-2018-6982」もあわせて存在するという。重要度は、1段階低い「重要(Important)」。

(Security NEXT - 2018/11/12 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

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