Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

「vSphere Data Protection」に複数の深刻な脆弱性 - アップデートがリリース

VMwareのバックアップソリューション「vSphere Data Protection(VDP)」に複数の深刻な脆弱性が含まれていることがわかった。

リモートより悪意あるユーザーが認証を回避し、ルート権限を得るおそれがある脆弱性「CVE-2017-15548」など、3件の脆弱性が判明したもの。

さらに低い権限を持つ利用者がリモートより悪意あるファイルをアップロードすることが可能となる脆弱性「CVE-2017-15549」や、本来アクセスできないファイルへアクセスが可能となるパストラバーサルの脆弱性「CVE-2017-15550」が判明した。

3件の脆弱性は、いずれも4段階中もっとも高い「クリティカル(Critical)」にレーティングされている。

同社では、脆弱性に対処したアップデートとして「同6.1.6」「同6.0.7」をリリース。「同5.x」の利用者に対しても「同6.0.7」以降へアップデートするよう呼びかけている。

(Security NEXT - 2018/01/05 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

PR

関連記事

「Apache Tomcat」にアップデート - 脆弱性「MadeYouReset」を解消
「HTTP/2」実装に「MadeYouReset」脆弱性 - DoS攻撃のおそれ
「Exchange Server」のハイブリッド構成に深刻な脆弱性 - MSが定例外アドバイザリ
秘密管理ツール「OpenBao」に脆弱性 - 任意のコード実行が可能に
N-ableのIT管理ツールにゼロデイ脆弱性 - 米当局が悪用に注意喚起
Palo Alto、セキュリティアドバイザリ6件を公開
「Spring Framework」に脆弱性 - アップデートで修正
LLMキャッシュ管理ツールにRCE脆弱性 - キャッシュ汚染に起因
プリント管理ソフト「Xerox FreeFlow Core」に深刻な脆弱性
「Amazon EMR」に深刻な脆弱性 - 資格情報漏洩のおそれ