アーカイブライブラリ「BGA32.DLL」に脆弱性
アーカイブ機能を提供するライブラリ「BGA32.DLL」や「QBga32.DLL」の旧版に脆弱性が含まれていることがわかった。細工されたファイルを開くと任意のコードを実行されるおそれがある。
脆弱性情報のポータルサイトであるJVNによれば、「BGA32.DLL」や同ソフトウェアのラッパーである「QBga32.DLL」の旧版では、旧バージョンの「zlibライブラリ」や「bzip2ライブラリ」を用いているおり、複数の脆弱性が含まれるという。
細工されたファイルを開くと、バッファオーバーフローなどが生じ、サービス拒否や任意のコードを実行されるおそれがある。
「BGA32.DLL」は開発が終了しているため、使用を中止し、脆弱性が修正されている「QBga32.DLL 0.05」を利用するよう呼びかけている。
同脆弱性は、近藤和宏氏が情報処理推進機構(IPA)へ報告したもので、JPCERTコーディネーションセンターが調整を実施した。
(Security NEXT - 2015/05/19 )
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