「ntpd」に深刻な脆弱性 - 不正パケットでコード実行のおそれ
時刻の同期などに利用されている「ntpd」に、複数の脆弱性が含まれていることがわかった。悪用された場合、任意のコードを実行されるおそれもあるとして、セキュリティ機関が注意を呼びかけている。
脆弱性情報のポータルサイトであるJVNによれば、脆弱性が存在するのは、「ntpd 4.2.7」や「ntp-keygen 4.2.7p230」で、以前のバージョンも含まれる。
細工されたパケット処理により、バッファオーバーフローが生じる脆弱性「CVE-2014-9295」をはじめ、一定条件下で脆弱なデフォルト鍵や対称鍵を生成する問題など、あわせて4件の脆弱性が含まれるという。
NTP Projectでは、脆弱性を修正した「ntpd 4.2.8」が公開されており、セキュリティ機関などはアップデートを呼びかけている。
(Security NEXT - 2014/12/24 )
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