「ntpd」に深刻な脆弱性 - 不正パケットでコード実行のおそれ
時刻の同期などに利用されている「ntpd」に、複数の脆弱性が含まれていることがわかった。悪用された場合、任意のコードを実行されるおそれもあるとして、セキュリティ機関が注意を呼びかけている。
脆弱性情報のポータルサイトであるJVNによれば、脆弱性が存在するのは、「ntpd 4.2.7」や「ntp-keygen 4.2.7p230」で、以前のバージョンも含まれる。
細工されたパケット処理により、バッファオーバーフローが生じる脆弱性「CVE-2014-9295」をはじめ、一定条件下で脆弱なデフォルト鍵や対称鍵を生成する問題など、あわせて4件の脆弱性が含まれるという。
NTP Projectでは、脆弱性を修正した「ntpd 4.2.8」が公開されており、セキュリティ機関などはアップデートを呼びかけている。
(Security NEXT - 2014/12/24 )
ツイート
関連リンク
PR
関連記事
国内でも被害発生、「ColdFusion」の既知脆弱性狙う攻撃
バッファロー製ルータに脆弱性 - パスワード取得、コマンド実行のおそれ
米政府、悪用が確認された脆弱性3件について注意喚起
「Cisco ASA」「FTD」に複数脆弱性 - ゼロデイ攻撃も発生
「Chrome」にアップデート - 「クリティカル」の脆弱性などを解消
記者会見参加応募者の個人情報をメールで誤送信 - 太秦映画村
まもなくGW - 長期休暇に備えてセキュリティ対策の再確認を
MS、3月の月例更新で「Exchange Server」に生じた不具合に対応
「東京ガス」装うフィッシング - 「対応しないと供給停止」と不安煽る
NETGEARの一部ルータに認証バイパスの脆弱性 - 早急に更新を