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Flash脆弱性でネットバンク情報盗むマルウェアが拡散 - 大手サイトが踏み台に

今回の攻撃では、正規サイトのコンテンツが改ざんされ、脆弱性を悪用する不正サイトへ誘導するために悪用されている。不正サイトに誘導され、脆弱性を攻撃されると不正なコードを実行され、マルウェア「Infostealer.Bankeiya.B」に感染するおそれがあった。

同社によれば、旅行サービス業「エイチ・アイ・エス」、レンタルブログサービス「JUGEM」など、すでにサイト改ざんについてアナウンスしているこれらサイトにくわえ、動画共有サービス「pandora.tv」も、不正サイトへ誘導する踏み台として利用されたという。

不正サイトで拡散されていた「Infostealer.Bankeiya.B」は、トロイの木馬で、「Internet Explorer」をはじめ、「Chrome」「Firefox」などブラウザを監視し、オンラインバンキング利用時の個人情報を窃取する。バックドアにより外部よりファイルをダウンロードし、あらたな機能を追加できるよう設計されているなど、悪質なものだった。

(Security NEXT - 2014/05/30 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

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