Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

環境省の運営サイトが改ざん被害 - 不正サイトへ誘導

CO2排出量に関する情報を提供している環境省の運営サイト「CO2みえ〜るツール」が、改ざんされていたことが判明した。閲覧者にマルウェア感染のおそれがある。

3月3日に委託先のサーバで改ざん被害が発生したもの。セキュリティ情報を発信する一部ブログで、「CO2みえ〜るツール」をはじめとする多数サイトのマルウェア感染に対する指摘があり、3月15日に改ざんが判明。同省ではサービスを停止した。

サーバの一部設定ファイルが改ざんされており、ウェブサイトを閲覧すると外部サイトへ誘導。「Adobe Flash Player」や「Adobe Reader」「Java」の脆弱性が悪用され、マルウェアへ感染するおそれがあった。

同省では、詳細について調査を進めているが、心当たりがある利用者に対して、最新のウイルス対策ソフトでウイルス感染の有無を確認するよう注意を呼びかけている。

(Security NEXT - 2013/03/18 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

PR

関連記事

駿河屋サイトの改ざん、監視ツールの脆弱性経由 - 侵害検知以降にも流出
約9カ月にわたりサイト改ざん、約100記事に不正スクリプト - 京大
サイトが改ざん被害、海外オンラインカジノへ誘導 - 拓大
リサイクル着物の通販サイト、クレカ情報流出のおそれ
岐阜県の結婚支援サイトが改ざん - 個人情報流出は否定
ビジネスフォン通販サイト、個人情報流出の可能性
英国ブランド通販サイト、約3年間にわたりクレカ情報流出の可能性
オーガニック食品の通販サイトで個人情報流出の可能性
作業服通販サイトに不正アクセス - 2024年に判明、新サイトへ移行
F5にサイバー攻撃 - 未公開の脆弱性含む機器関連情報が流出