Android向けspモードアプリに脆弱性が判明 - アップデートが公開
NTTドコモが「spモード」利用者向けに提供しているAndroid用アプリ「spモードメールアプリ」に、SSLサーバ証明書を検証する際に不具合が存在していることがわかった。
情報処理推進機構(IPA)およびJPCERTコーディネーションセンター(JPCERT/CC)が提供するJVNによれば、同脆弱性により、不正なSSLサーバ証明書を使用しているサーバであっても、警告を出さずに接続してしまうという。
影響を受けるのは、「spモードメールアプリ」のバージョン5400およびそれ以前のバージョン。脆弱性が悪用された場合、ユーザーが気付かぬうちに遠隔から通信内容を傍受される可能性がある。
同脆弱性は、オープンソース・ソリューション・テクノロジの濱野司氏がIPA に報告。JPCERT/CCが調整を行った。NTTドコモでは、脆弱性を修正した最新版を提供している。
(Security NEXT - 2012/04/27 )
ツイート
PR
関連記事
ゼロデイ攻撃は8カ月以上前 - 「Active! mail」脆弱性の影響拡大に懸念
「Erlang/OTP」脆弱性、一部Cisco製品で影響が判明
「ActiveMQ NMS OpenWire Client」にRCE脆弱性 - 修正版が公開
「GitHub Enterprise Server」に複数脆弱性 - アップデートで修正
NVIDIA製GPUドライバに複数の脆弱性 - 権限昇格やDoSのおそれ
トレンドの法人向け複数製品に脆弱性 - アップデートで修正
「Erlang/OTP」に深刻なRCE脆弱性 - 概念実証コードも公開済み
「GitLab」に5件の脆弱性 - 最新パッチで修正
「SonicOS」にリモートよりDoS攻撃を受けるおそれ - 修正版を公開
NVIDIAのAI開発フレームワーク「NeMo」に3件の脆弱性