Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

ウィンブルドンのチケット2枚当選と騙すフィッシングが発生

メッセージラボジャパンは、クルム伊達公子選手の活躍なども伝えられているテニス4大大会「ウィンブルドン選手権」のフィッシングメールを確認したとして、注意を呼びかけている。

110629sy1.jpg
問題のフィッシングメール(提供:メッセージラボ)

問題のメールは、同大会のチケット2枚が当選したなどと騙す手口。オンラインバンキングの口座番号などを入力すると無料で入手できるなどと記載されており、メールには、一見著名な銀行に見せかけたリンクが記載されている。

しかし、実際にクリックするとロシア国内に設置されたフィッシングサイトへ誘導され、オンラインバンキングの口座情報を入力するよう求められる。さらに入力を終えると銀行の正規サイトへリダイレクトするしくみだった。

メッセージラボでは、今回のメールについて英語の文法がおかしいなど、フィッシングと気がつきやすいケースと指摘。しかしながら誤って口座情報を入力した場合、金銭的な被害に遭う可能性があるとして、注意するよう求めている。

(Security NEXT - 2011/06/29 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

PR

関連記事

外部からの攻撃を検知、会員情報流出の可能性 - CNプレイガイド
フィッシング対策協議会、設立20周年記念セミナーを11月開催
「Movable Type」のPWリセット機能に複数脆弱性 - 修正版公開
フィッシングURLが前月比4割増、報告20万件超 - 証券関係が再増加
登録者にフィッシングメール、メアド流出か - フォトクリエイト
2Qの個人「サポート詐欺」相談は912件 - 検挙後に減少
6月はフィッシング報告が減少、証券関連影響 - URLは増加
PyPI上に不正コード含む「num2words」 - 開発者がフィッシング被害
草津市指定管理者の運営2サイトが改ざん被害 - 偽警告を表示
インシデントが前四半期比37.3%増 - サイト改ざんが約2.4倍