Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

「Flash Player」にゼロデイ脆弱性 - 標的型攻撃が発生

今回の脆弱性は「Adobe Reader」や「Adobe Acrobat」に含まれるコンポーネント「Authplay.dll」にも存在している。ただし「Adobe Reader」のUNIX版やAndroid版、「同8.x」「Adobe Acrobat 8.x」は影響を受けない。

さらに脆弱性を狙った「標的型攻撃」が発生していることもわかっている。同社によれば、細工された「Flashファイル」を埋め込んだ「Excelファイル」が、メールの添付ファイルとして送信されているという。

同社では、脆弱性を解消するアップデートの開発を進めており、「Adobe Reader X」Windows版を除き、3月21日の週に提供するとしている。

「Adobe Reader X」Windows版については、プロテクトモードにより脆弱性を緩和できるとして、6月14日の定例アップデートにて対応する予定としている。

(Security NEXT - 2011/03/16 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

PR

関連記事

「Cisco ASA」狙うゼロデイ攻撃、5月に複数政府機関で確認
「MS Edge 141」がリリース - 12件の脆弱性を解消
「Termix」のDockerイメージにSSH認証情報が流出するおそれ
米当局、脆弱性5件の悪用に注意喚起 -10年以上前の「Shellshock」関連も
「Django」に複数の脆弱性 - 修正アップデートを公開
「Firefox」に複数脆弱性 - アップデートが公開
Mozilla、最新版ブラウザ「Firefox 134」を公開 - 複数の脆弱性を修正
「Firefox 135」がリリースに - 脆弱性11件を解消
「Firefox 135.0.1」がリリース - 脆弱性1件を解消
「Firefox 136」がリリース - ESR版では「クリティカル」脆弱性を修正