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勤務先の違法コピー、約4割は「内部告発」で解決

ビジネスソフトウェアアライアンス(BSA)は、企業に勤める一般ユーザーを対象に企業内の違法コピーに関する意識調査を実施し、結果を取りまとめた。

同調査は、東京都や神奈川県など関東南部の1都4県に在住し、一般企業へ勤める男女1000人を対象に9月19日から22日にかけてインターネット上で調査を実施したもの。

勤務先でソフトの違法コピーを把握した場合、8割以上が「改善したいと思う」と回答しており、その際の対応について質問したところ、「ITや法務担当者、上司と協議して社内での解決を図る」とする回答が54%でもっとも多かった。

一方で26.6%が「社内の情報提供窓口に告知する」としており、さらに10.9%は「社外に情報提供し、社外を巻き込んだ解決を図る」と回答するなど、4割弱の従業員が内部告発を考えていたという。「何もしない」という回答は全体の7.3%で、「厄介な問題に関わりたくない」「面倒だから」といった理由が目立った。

(Security NEXT - 2010/11/24 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

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