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ファイル共有ソフトで拡大するあらたな暴露ウイルスで個人情報漏洩や金銭被害が多発

ファイル共有ソフトで急拡大している暴露ウイルス「kenzero」「kenzo」により、個人情報の漏洩や金銭を騙し取られる被害が発生している。

ファイル共有ソフトで急拡大している暴露ウイルス「kenzero」「kenzo」の被害状況について、ネットエージェント調査結果を取りまとめたもの。

同ウイルスは、ファイル共有ソフト上において、海賊版ソフトに見せかけ感染を拡大しているもので、感染者の個人情報を収集し、ウェブサイトで情報を暴露することにより金銭的な要求などが行われている。

同社によれば、発生時期は2009年11月ごろで、国内の主要ファイル共有ソフト「Winny」「Share」「PerfectDark」を通じて拡大。2010年3月にあらたな亜種が見つかっており、2010年3月18日から24日にかけて5500人以上の個人情報が流出した。

(Security NEXT - 2010/04/01 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

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