Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

「Adobe Flash Player」や「Adobe Reader」に深刻な脆弱性 - ゼロデイ攻撃も

動画再生ソフト「Adobe Flash Player」に深刻な脆弱性が見つかり、米Adobe Systemsではアドバイザリを公開した。同社ではアップデートの準備を進めている。

脆弱性が見つかったのは、WindowsやMac、Linux向けの「Adobe Flash Player v9.0.159.0」および「同v10.0.22.87」。さらにコンポーネントを含むWindowsやMac、UNIX向けの「Adobe Reader」や「Acrobat」の「バージョン9.1.2」以前の「9.x」が影響を受けることが判明している。

脆弱性を攻撃された場合はクラッシュし、外部からコードが実行されるおそれがある。すでにWindows版「Adobe Reader」を狙った攻撃が発生しているという。

同社では、脆弱性を解消するアップデートを「Adobe Flash Player」を7月30日に公開する予定で、「Adobe Reader」および「Acrobat」についても7月31日に対応を計画している。

Security advisory for Adobe Reader, Acrobat and Flash Player
http://www.adobe.com/support/security/advisories/apsa09-03.html

Adobe Systems
http://www.adobe.com/

(Security NEXT - 2009/07/24 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

PR

関連記事

「NetScaler ADC」脆弱性、パッチ公開前から攻撃発生
「NetScaler ADC/Gateway」にゼロデイ脆弱性 - 早急に更新を
「Chrome」にゼロデイ脆弱性、アップデート公開 - 軽減策の実施も
特権コマンド実行ツール「sudo」に重要度「クリティカル」の脆弱性
「IBM WebSphere Application Server」にRCE脆弱性 - 暫定パッチ公開
「MS Edge」にアップデート - 固有の脆弱性などにも対処
Salesforceのローコード開発ツールに脆弱性 - 設定リスクの指摘も
構成管理ツール「Salt」に複数脆弱性 - 「クリティカル」も
「Kibana」に深刻な脆弱性 - 「Chromium」の既知脆弱性に起因
「IBM i」のFAX機能に権限昇格の脆弱性 - 修正パッチを提供