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駆除が困難なワーム「Downadup」が発生 - エフセキュアが注意喚起

エフセキュアは、新たに発見されたワーム「Downadup」について警告を発している。

別名「Confiker」とも呼ばれる問題のワームは、複数の感染経路を持ち、Windows Server Serviceの脆弱性を悪用して感染するほか、USBメモリに対しても感染するという。年明け以降、同社へ複数の感染報告が寄せられている。

感染した場合はパスワードを盗み出すが、その際にブルートフォース攻撃を行うため、システムがロックされ、利用者自身が自分のアカウントでアクセスできなくなるといった被害も発生。また亜種をインターネット上からダウンロードする。

駆除には、ネットワークを停止するなど煩雑な作業が必要となることから、企業のネットワークに侵入した場合、完全な駆除が難しいと同社では指摘している。

同社は対策として、セキュリティ更新プログラムの適用や最新ウイルス対策ソフトの利用、USBメモリにおけるオートラン機能の停止など対策を呼びかけている。また同社では既存する「Downadup」を除去できるツールを提供している。

(Security NEXT - 2009/01/09 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

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