Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

ネット書店「Fujisan」が改ざん被害、閲覧でウイルス感染のおそれ

富士山マガジンサービスは、同社が運営する雑誌専門のオンライン書店「Fujisan.co.jp」が不正アクセスにより改ざんされたと発表した。

同社ウェブサイトの脆弱性に対してSQLインジェクション攻撃が行われ、2008年5月8日8時ごろにウェブサイトの一部が改ざんされたもの。「www.fujisan.co.jp」のほか、「askul.fujisan.co.jp」「shop.fujisan.co.jp」などでも被害が発生し、同社では同日11時時過ぎにウェブサイトを一時閉鎖した。

改ざんされたページは、不正なスクリプトが埋め込まれており、問題の期間にページを閲覧した場合、悪意あるウェブサイトへ誘導され、トロイの木馬「TROJ_ARTIEF.H」に感染するおそれがあった。今回の不正アクセスによる個人情報の漏洩は、確認されていないという。

同社では、改ざんされたページを閲覧した可能性がある利用者に対して、最新の定義ファイルを適用したウイルス対策ソフトにより、ウイルスのスキャンや駆除を呼びかけている。

(Security NEXT - 2008/05/13 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

PR

関連記事

スポーツグッズ通販サイトで個人情報流出か - 不正プログラムや改ざんを確認
ネックストラップ通販サイトに不正アクセス - 個人情報流出の可能性
獣医学本販売サイトに不正アクセス - 個人情報流出の可能性
化粧品メーカーがサイト改ざん被害 - マルウェアDLのおそれ
スポーツ用品通販サイトに不正アクセス - 個人情報流出の可能性
研究用サーバが改ざん、オンラインカジノへのリンク - 札幌市立大
日本茶の通販サイトに不正アクセス - 個人情報流出の可能性
市施設サイトに不正アクセス、メール配信CGIの脆弱性が標的に - 小諸市
製麺通販サイトに不正アクセス - 不正プログラム除去も被害継続
東亜大に不正アクセス、サイト改ざんで判明 - サーバ内部に個人情報