Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

さいたま市のWinny流出問題、個人情報344件が流出か

さいたま市北消防署の行政情報が、ファイル共有ソフト「Winny」を通じて外部へ流出した問題で、流出データに344人分の個人情報が含まれていることがわかった。

職員が業務データを自宅へ持ち帰り、私有パソコンで作業していた際、インストールされていた「Winny」を介してネット上に流出したもの。同市では、今月はじめに行政情報3件の流出を公表し、調査を進めていた。

あらたに流出の可能性が判明した行政情報は、公聴事務処理票や災害発生時連絡先一覧、シルバーホン利用者台帳、無線従事者台帳、マニュアル資料など41件。職員303人分や住民41人分の個人情報が記載されていた。流出のおそれがある個人情報は、おもに氏名や住所だが、一部には電話番号や生年月日、利用医療機関なども含まれる。

同市では、流出の対象となった住民に対して説明や謝罪を実施。さらにインターネット上の監視を実施しているが、流出した情報の不正利用などは確認されていないという。また全職員を対象に業務情報の持ち出しに関する点検作業を実施した。

(Security NEXT - 2008/03/19 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

関連リンク

PR

関連記事

がん検診クーポン券に別人の住所、委託事業者のミスで - 横須賀市
個人情報流出の可能性、高負荷から事態を把握 - 楽待
Perl向け暗号ライブラリ「CryptX」に複数脆弱性
監視ソフト「IBM Tivoli Monitoring」にRCE脆弱性 - 早急に更新を
掲示板ツール「vBulletin」に深刻な脆弱性 - 実証コードや悪用も
ZohoのExchange監視ツールに深刻な脆弱性 - アップデートを
委託先で個人情報流出か、セキュリティ監査に虚偽報告 - ソフトバンク
「Wazuh」や「Windows WEBDAV」の脆弱性悪用に注意
「Firefox」に脆弱性、アップデートを公開 - 「クリティカル」との評価も
「Adobe Commerce」に緊急対応必要な脆弱性 - 「Magento」も注意