Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

「個人情報流出する」と支払い迫った貸金業者に処分 - 東京都

東京都は、個人情報の漏洩で脅したり、外部へ債務情報を漏洩していた豊島区の貸金業者に対して業務停止の行政処分を行った。

都の発表によれば、貸金業を展開するオーティーオーは、債権の回収にあたり、債権の支払い義務のない債権者の母親に対して「子供の個人情報が流出する」と支払いを強要。また近隣住民から個人情報を聞き出したり、借り入れ情報を漏洩するなど心理的な圧力をかけており、家族や勤務先に対していやがらせ行為を行っていた。

今回の処分以外についても、取り立てに関する相談や苦情など都に苦情が寄せられていたという。都では、債権者以外に債務の弁済を要求したり、債務者の借り入れ情報を漏洩したなど、貸金業法に違反しているとして行政処分を実施した。

(Security NEXT - 2008/02/22 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

関連リンク

PR

関連記事

NVIDIAのAI基盤「NeMo Framework」に複数脆弱性 - 修正版が公開
「Trend Micro Apex One」のEDR機能に脆弱性 - パッチは2026年1月に公開
約4万件の脆弱性から分析、2025年の危険な「脆弱性タイプ」トップ25
データ管理システムで設定ミス、顧客情報が閲覧可能に - ピラティス専門店
システムやECサイトで攻撃検知、関連性は未確認 - タカラスタンダード
相談内容など2198件含む報告書をメールで誤送信 - 名古屋市
不正アクセスで医療従事者情報などが流出か - 富士フイルムメディカル
保管していた国勢調査関係書類が一部所在不明、検査過程で判明 - 福岡市
鹿児島県共生・協働センターのFacebookアカで不正投稿 - 不正な広告も
ランサム被害を確認、納品用ファイルは無事 - オムニバス・ジャパン