Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

東証の先物売買システムが復旧 - 不具合の原因は「レアケース」

東京証券取引所において、派生商品の売買システムに不具合が発生し、一部取引が停止していたが、同取引所では問題を解消し、12日より取引を再開した。

「TOPIX先物取引20年3月限」の終値表示が8日前場終了間際に正常に行えなくなり、終日システムを停止したもの。東証によると、システム上のメモリが初期化されず、残存データにより不正な値が生じたのが原因で、特定のレアケースにおいてこうした不具合が生じる可能性があったという。

障害が発生した翌日の2月9日に原因が判明し、東証では修正を行った上で取引参加者を交えてテストを実施。問題がないことを確認したことから、12日より通常通り取引を再開している。

東京証券取引所
http://www.tse.or.jp/

(Security NEXT - 2008/02/12 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

PR

関連記事

「Chrome」にアップデート - 3件のセキュリティ修正
「NetScaler ADC」「同Gateway」に深刻な脆弱性 - 早急に対応を
Trend Micro「Apex Central」に深刻な脆弱性 - 修正パッチをリリース
Apple製品の脆弱性に攻撃 - 2〜3月に修正済みも情報公開は6月
案内メール誤送信で顧客のメアドが流出 - アルバイトタイムス
サイト改ざんで異なるページを表示 - アルパインツアーサービス
高校で生徒の成績情報などをTeamsに誤アップロード - 千葉県
ランサム被害サーバに個人情報、影響など調査継続 - 日本ジッコウ
サイバー攻撃でサーバ暗号化、詳細を調査 - 日本ロックサービス
インフラアクセス制御基盤「Teleport」に認証回避の脆弱性