Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

業務委託先が車上荒らし被害、患者情報5万件盗まれる - 東芝病院

東芝病院の業務委託先において盗難被害が発生し、同院の患者情報を保存したパソコンを盗まれたことがわかった。

同院のシステム保守を行っている業務委託先が、8月8日夜に外出先の駐車場で車上荒らしの被害に遭ったもので、何者かにパソコンを持ち去られたという。紛失したパソコンには、氏名や生年月日、カルテ番号、診療情報など患者の個人情報4万8937人分が保存されていた。さらに健康診断受診者の氏名や年齢など2219人分も含まれる。

パソコン、システムそれぞれにパスワードなどが設定してあったことから、同院ではデータの内容を閲覧することは困難であると説明しており、不正利用などの報告も受けていないという。同院では、警察へ被害を届けており、患者に対しては書面で謝罪する。

(Security NEXT - 2007/08/17 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

関連リンク

PR

関連記事

受験者情報が長期間ネット公開、通常と異なる作業フローで - TAC
委託先で不正アクセス、個人情報流出の痕跡は確認されず - NECネクサ
郵便物を一時紛失、拾得物として回収 - 名古屋の郵便局
「Firefox」に複数脆弱性、アップデート公開 - 「クリティカル」との評価も
Cisco製品のゼロデイ脆弱性、国内スパム対策サービスで不正アクセス被害
「PHP」に複数脆弱性 - 修正版「同8.5.1」など公開
先週注目された記事(2025年12月14日〜2025年12月20日)
WatchGuard製UTM「Firebox」のVPN脆弱性悪用に注意喚起 - 米当局
課税調査中に個人情報含む資料を紛失 - 京都市
自治体向け資料に個人情報、図関連データとして内包 - 兵庫県