MS、7月の更新プログラム6件を公開 - 深刻度「緊急」は3件
マイクロソフトは、7月の月例セキュリティ更新プログラムを公開した。深刻度「緊急」が3件、「重要」が2件、「警告」が1件の計6件となっている。
深刻度「緊急」とされているのは、Excelに関する脆弱性をはじめ、Windows Server 2003およびWindows 2000 ServerのActive Directoryに関する脆弱性や、.NET Frameworkに関する脆弱性。いずれも、悪用されるとリモートでコードが実行されるおそれがある。
Excelの脆弱性は、悪意を持って改変されたファイルを開くと外部よりコードが実行されるもので、公開された1件の脆弱性だけでなく、非公開で報告された2件の脆弱性についても解決した。
「重要」とされているのはPublisher 2007に関する脆弱性で、不正に作成されたファイルを表示すると、リモートでコードが実行されるおそれがある。またWindows XPのインターネットインフォメーションサービスに関する脆弱性も同じく「重要」とされており、悪意を持って作成されたウェブページのURLリクエストを送信すると、リモートでコードが実行されるおそれがある。
今回、「警告」としてWindows Vistaのファイアウォールに関する脆弱性に対応する更新プログラムも公開されている。未承諾の受信ネットワークトラフィックが、ネットワークインターフェイスにアクセスできる可能性があり、ホストに関する情報が盗まれるおそれがあるという。
2007年7月のセキュリティ情報
http://www.microsoft.com/japan/technet/security/bulletin/ms07-jul.mspx
マイクロソフト
http://www.microsoft.com/japan/
(Security NEXT - 2007/07/11 )
ツイート
PR
関連記事
メール誤送信でファンクラブ会員のメアド流出 - クリアソン新宿
新「NOTICE」がスタート、脆弱性ある機器も注意喚起対象に
サイトで閲覧障害、影響や詳細を調査 - メディキット
緊急連絡用職員名簿をポーチごと紛失、翌日回収 - 江戸川区
指導要録の紛失判明、過去に緊急点検するも見落とし - 杉並区
複数フォームで設定ミス、入力情報が閲覧できる状態に - Acompany
スポーツ用品販売のヒマラヤ公式Xが乗っ取り被害 - なりすましDMに注意
UTM設置時のテストアカウントが未削除、ランサム感染の原因に
カンファレンスイベント「CODE BLUE 2024」、講演者募集を開始
「Ruby」に3件の脆弱性、アップデートで修正を実施