Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

「PCが苦手な人」が簡単、安心して利用できるPCの条件

インテルは、キーボードやマウス操作に馴染みのないユーザーが安心してコンピュータを利用できる環境構築に向けて技術要件を策定した。

インテルやビットワレット、マイクロソフトが進める「スマートデジタルライフ推進プロジェクト」の一環として同社が要件を策定したもの。2006年末から2007年3月にかけて行ったシニア層や主婦層などを対象に実証実験や調査を実施し、キーボードなど操作が苦手なユーザーなどでも、パソコンを使ってインターネットを利用できるよう配慮したという。

ハードウェアは、CPUをはじめ、メモリ、OS、ブラウザ、ネットワーク環境のほかのほか、FeliCaによる電子マネー決済やタッチパネル式画面、初期状態復帰ボタンといったアイデアが盛り込んだ。

またウェブサイトのインタフェースは、クリックボタンについて輪郭のわかりやすく、大きさが「30×100ピクセル以上」であることや、ユニバーサルデザインを考慮したデザインであること、ユーザー情報の登録や管理については、「個人情報の入力は一度のみ、その後は簡単な操作のみで安全にサービスが受けられる」といった要件を設けた。

同社では、同技術要件に準拠したハードウェアやインターネットサービスの普及促進を目指すとしており、9月下旬にはPBJ から準拠したタブレットPCが発売となる予定。

(Security NEXT - 2007/07/03 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

PR

関連記事

全校生徒の名簿データを第三者へメール誤送信 - 大洲市
ゼロデイ攻撃は8カ月以上前 - 「Active! mail」脆弱性の影響拡大に懸念
物流検品システムなどまもなく復旧、物量制限は解除へ - ランテック
コミュニケーションサポーターのメアド流出 - 茨城県国際交流協会
ランサムでシステム障害、配送遅延など影響 - センコーグループ子会社
職員が顧客情報をUSBメモリで持出、日次確認で判明 - 一関信金
「Erlang/OTP」脆弱性、一部Cisco製品で影響が判明
スポーツグッズ通販サイトで個人情報流出か - 不正プログラムや改ざんを確認
ランサム攻撃で暗号化被害、公共工事のデータも - 松永建設
「ActiveMQ NMS OpenWire Client」にRCE脆弱性 - 修正版が公開