Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

不正な大量パケットへの対応ガイドラインを策定 - 電気通信事業関連4団体

日本インターネットプロバイダー協会、電気通信事業者協会、テレコムサービス協会、日本ケーブルテレビ連盟の4団体は、不正な大量パケットなどへ適法に対応するための自主的なガイドラインを策定した。

不正なパケットが大量に発生した場合、電気通信サービスへの影響が懸念される一方、通信の秘密の保護が電気通信事業法で定めらており、適法な運用が求められることから、プロバイダをはじめとする電気通信事業者が利用できる参考資料として「電気通信事業者における大量通信等への対処と通信の秘密に関するガイドライン」を策定したもの。

ガイドラインでは、DoS攻撃やウイルス感染により大量のパケットが発生し、通信に支障が生じる場合や送信元を詐称した通信などへの対処する際の考え方をまとめており、通信の秘密の侵害にあたるか、また侵害する場合についても、違法性が阻却されるケースにあたるかなど、事例など用意した。

(Security NEXT - 2007/05/30 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

PR

関連記事

イベント説明会の申込フォームで設定ミス - えどがわボランティアセンター
MDMサーバに不正アクセス、従業員情報が流出 - 三菱オートリース
「Cisco FMC」に深刻な脆弱性 - 認証なしでコマンド実行のおそれ
Cisco、ファイアウォール製品群にアドバイザリ21件を公開
「Apache Tomcat」にアップデート - 脆弱性「MadeYouReset」を解消
「HTTP/2」実装に「MadeYouReset」脆弱性 - DoS攻撃のおそれ
「Exchange Server」のハイブリッド構成に深刻な脆弱性 - MSが定例外アドバイザリ
登録セキスペ試験、2026年度からCBT方式に移行
秘密管理ツール「OpenBao」に脆弱性 - 任意のコード実行が可能に
N-ableのIT管理ツールにゼロデイ脆弱性 - 米当局が悪用に注意喚起