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一太郎の脆弱性を狙うウイルスが再び出現 - アドバイザリを公開

ワープロソフト「一太郎」シリーズの脆弱性を悪用したウイルスが確認された。ジャストシステムでは、セキュリティアドバイザリを公開、アップデートモジュールは現在作成しているという。

一太郎の脆弱性を悪用するウイルスは先月にも発見されたが、別の脆弱性が見つかったもの。不正に改ざんされた一太郎文書を読み込むと任意のコードが実行され、パソコンが第三者に操作される危険性があるという。同社では、不審なメールに添付されたファイルなどは開かないよう、注意を呼びかけている。

9月28日時点では「一太郎2006」への影響が確認されており、他のシリーズについては順次確認中としている。同社では、セキュリティベンダーの協力のもと、脆弱性を解消するアップデートモジュールは現在作成中としている。

(Security NEXT - 2006/09/29 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

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