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ICキャッシュカードからワンタイムパスワードを作成 - DNPが開発

大日本印刷は、ネットバンク向けに、ICキャッシュカードからワンタイムパスワードを作成し、本人認証を行うセキュリティシステムを開発したと発表した。

同システムは、ネットバンキングのログイン認証時に、従来のIDとパスワードに加えて、1回だけ有効なワンタイムパスワードを提供するもの。

専用の表示装置に、パスワードを作成するソフトウェアを組み込んだICキャッシュカードを挿入すると、ワンタイムパスワードが表示される。これを従来のIDやパスワードとともに入力することで、本人認証を行う。

ワンタイムパスワードは、認証に成功した時点で発行したパスワードは無効となるため、パスワードがその後盗まれても、不正振り込みなどを防ぐことが可能。

同社では、実証実験などを行い問題点を解消し、1年以内の事業化を目指すとしている。また、今春より、三菱東京UFJ銀行が同システムによる実証実験を開始する予定。

(Security NEXT - 2006/02/23 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

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