Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

「ntpd」に10件の脆弱性 - アップデートがリリース

時刻の同期などに利用する「Network Time Protocol daemon(ntpd)」の開発チームは、サービス拒否を引き起こすおそれがある複数の脆弱性へ対処したアップデート「同4.2.8p10」をリリースした。

同版では、入力値検証に関する脆弱性「CVE-2016-7431」「CVE-2016-7434」や、NULLポインタ参照の脆弱性「CVE-2016-9311」のほか、リソースの消費など脆弱性10件を含むあわせて15件の問題を解消した。

また不十分なリソースプールが生じる「CVE-2016-9312」に関しては、Windowsのみ影響を受けるとしている。

いずれの脆弱性も悪用されると、サービス拒否を引き起こすおそれがあるという。今回修正された脆弱性は以下のとおり。

CVE-2016-7426
CVE-2016-7427
CVE-2016-7428
CVE-2016-7429
CVE-2016-7431
CVE-2016-7433
CVE-2016-7434
CVE-2016-9310
CVE-2016-9311
CVE-2016-9312

(Security NEXT - 2017/03/23 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

PR

関連記事

Fortinet「FortiOS」既知脆弱性の悪用を確認 - 認証回避のおそれ
Atlassian、前月更新で脆弱性46件を修正 - クリティカル9件含むも影響は限定的
NVIDIAのAI基盤「NeMo Framework」に複数脆弱性 - 修正版が公開
「Trend Micro Apex One」のEDR機能に脆弱性 - パッチは2026年1月に公開
約4万件の脆弱性から分析、2025年の危険な「脆弱性タイプ」トップ25
「LangChain」に深刻な脆弱性 - APIキー流出のおそれ
Fortraの特権アクセス管理製品「BoKS」に脆弱性 - アップデートで修正
NVIDIAのロボティクス基盤「Isaac Launchable」に深刻な脆弱性
「Frappe Framework」「ERPNext」にXSS脆弱性 - 管理者権限奪取のおそれ
DigiEver製NVRの脆弱性悪用に注意 - 米CISAが警告