Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

ブラウザ「Chromodo」に脆弱性 - 問題解消まで使用停止を

Comodoが提供するウェブブラウザ「Chromodo」にあらたな脆弱性が見つかった。また旧バージョンのChromiumをベースとしており、セキュリティ機関では対策が講じられるまで利用を控えるようアナウンスしている。

同製品において、デフォルト設定では同一生成元ポリシーが無効化されており、クロスドメイン攻撃が可能となることが判明したもの。ウェブサイトを細工することで、ブラウザに表示しているドメインとは異なるドメインを表示できるという。

「同45.8.12.392」「同45.8.12.391」に影響があることがわかっているが、これ以前のバージョンでも脆弱性の影響を受ける可能性もある。

同脆弱性には回避方法があるものの、同ブラウザそのものが、脆弱性が明らかとなっている旧バージョンの「Chromium」をベースに開発されており、これら脆弱性が修正されるまで、使用停止を検討するようセキュリティ機関は注意を呼びかけている。

(Security NEXT - 2016/02/05 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

PR

関連記事

米政府、「Exchange Server」脆弱性で緊急指令 - 週末返上での対応求める
「JWE」のRuby実装に深刻な脆弱性 - 総当たり攻撃のおそれ
「Exchange Server」のハイブリッド構成に深刻な脆弱性 - MSが定例外パッチ
「Azure」や「MS 365 Copilot BizChat」に深刻な脆弱性 - 対応は不要
「HashiCorp Vault」のLDAP認証で多要素認証バイパスのおそれ
「Dell PowerProtect Data Domain」に複数脆弱性 - 重要度「クリティカル」
「NVIDIA Triton Inference Server」に複数の深刻な脆弱性
「Trend Micro Apex One」脆弱性でセキュリティ機関も注意喚起
「Trend Micro Apex One」に脆弱性、攻撃も発生 - パッチは8月中旬
プロキシサーバ「Squid」に深刻な脆弱性 - アップデートで修正