Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

著名な正規表現ライブラリに深刻な脆弱性

Henry Spencer氏が開発した正規表現ライブラリにバッファオーバーフローの脆弱性が含まれていることが判明した。セキュリティ機関が注意を呼びかけている。

32bit版オペレーティングシステムで、同ライブラリを利用した場合に脆弱性の影響を受けるもの。バッファオーバーフローが発生し、最悪の場合、任意のコードを実行されるおそれがあるという。

ライブラリは広く使用されており、派生したライブラリもある。すでに「Debian GNU/Linux」「FreeBSD」など一部製品が影響を受けることがわかっているが、影響の範囲はわかっていない。

セキュリティ機関ではベンダーのアナウンスに注意し、必要に応じて対策を講じるよう呼びかけている。

(Security NEXT - 2015/02/16 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

PR

関連記事

一部「SonicOS」のSSL VPNに脆弱性 - DoS攻撃のおそれ
「Chrome」にアップデート - セキュリティ関連の修正4件
「BentoML」に深刻な脆弱性 ─ ファイルアップロード処理に起因
SAML認証ライブラリ「Node-SAML」に再度深刻な脆弱性
「VMware vCenter」にDoS脆弱性 - アップデートをリリース
海外拠点を直接支援するセキュサービスを拡充 - KDDIとラック
「PowerDNS Recursor」にDNSキャッシュポイズニングの脆弱性
「Cisco ISE」「PaperCut NG/MF」の脆弱性狙う攻撃に注意
「Cisco ISE」の複数脆弱性を狙う攻撃が発生 - 早急に対処を
Bitnamiの一部「Helm Chart」に脆弱性 - 機密情報漏洩のおそれ