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「VMware ESXi」などに複数脆弱性 - アップデートをリリース

「VMware vSphere ESXi」「VMware Workstation」「VMware Fusion」に複数の脆弱性が含まれていることがわかった。

同製品のピクセルシェーダーに、域外のメモリを読み込む脆弱性「CVE-2019-5521」や、特定環境下で域外のメモリに書き込みが可能となる「CVE-2019-5684」が判明したもの。いずれも、仮想マシンで3Dグラフィックを有効化した場合に影響を受ける。

「CVE-2019-5521」では、メモリの読み込みが可能となり、情報漏洩やサービス拒否が生じる可能性がある。「10」を最高値とする共通脆弱性評価システム「CVSSv3」の値を見ると、環境によって幅があるが、最高で「7.7」とレーティングされている。

一方、「CVE-2019-5684」は、ホストにおいてNVIDIA製のグラフィックドライバを使用している場合にのみ影響を受ける脆弱性。悪用されるとホスト上でコードを実行されるおそれがある。「CVSS」のスコアは「8.5」。

同社は、重要度を4段階中2番目にあたる「重要(Important)」と設定。「ESXi」向けに「ESXi670-201904101-SG」「ESXi650-201903001」をリリースしたほか、「Workstation 15.0.3」「同14.1.6」および、「Fusion 11.0.3」「同10.1.6」を提供している。

(Security NEXT - 2019/08/05 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

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