Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

NEC製ルータやネットワークカメラに複数脆弱性 - 悪用には管理者権限必要

NECが提供する「Aterm」シリーズのルータやネットワークカメラなどに複数の脆弱性が含まれていることがわかった。

脆弱性情報のポータルサイトであるJVNによれば、Wi-Fiルータ「同W300P」において、OSコマンドインジェクションの脆弱性3件や、バッファオーバーフローの脆弱性2件が判明。さらにルータ「同WG1200HP」には、4件のOSコマンドインジェクションの脆弱性が存在するという。

またネットワークカメラ「同HC100RC」においても、OSコマンドインジェクションの脆弱性6件のほか、バッファオーバーフローの脆弱性2件が明らかとなった。いずれも脆弱性の悪用には管理者権限でアクセスする必要があるという。

これら脆弱性は、三井物産セキュアディレクションの塚本泰三氏が情報処理推進機構(IPA)へ報告したもので、JPCERTコーディネーションセンターが調整を実施。各製品向けに脆弱性を修正するアップデートが提供されている。

(Security NEXT - 2018/07/13 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

PR

関連記事

「Chromium」の脆弱性狙う攻撃 - 派生ブラウザ利用者も注意を
「Lucee」にクリティカル脆弱性 - 悪用コード公開済み
「MS Edge」にアップデート - ゼロデイ脆弱性などに対応
「Cisco Unified CM」に深刻なRCE脆弱性 - ESリリースのみ影響
「Citrix Bleed 2」への懸念広がる - 提供元は「悪用未確認」強調
メッセージ保護アプリ「TM SGNL」の複数脆弱性、悪用リストに追加
「NetScaler ADC」脆弱性、パッチ公開前から攻撃発生
「NetScaler ADC/Gateway」にゼロデイ脆弱性 - 早急に更新を
「Chrome」にゼロデイ脆弱性、アップデート公開 - 軽減策の実施も
特権コマンド実行ツール「sudo」に重要度「クリティカル」の脆弱性