Kaspersky、「CryptXXX 3」の復号ツールを公開
Kaspersky Labは、ランサムウェア「CryptXXX 3」に対応する復号ツールを公開した。無償で利用できる。
「CryptXXX」は、ファイルの暗号化にくわえデータとビットコインを窃取するランサムウェア。「同1」「同2」については、すでに復号ツールを提供しているが、今回あらたに、「同3」に対応した復号ツールを開発した。同ツールでは、暗号化されたファイルの拡張子が「.crypt」「.cryp1」「.crypz」のファイルを復号できる。
同ランサムウェアは、エクスプロイトキット経由で拡散され、4月以降に同社では8万を超えるユーザーにおいて攻撃を検知。国別の割合を見ると日本は4.5%で、「米国」「ロシア」「ドイツ」に次いで多いという。
今回開発した復号ツールは、同社のサポートサイトおよびランサムウェア対策プロジェクト「No More Ransom」のウェブサイトから入手できる。
(Security NEXT - 2016/12/21 )
ツイート
関連リンク
PR
関連記事
先週注目された記事(2025年10月26日〜2025年11月1日)
ランサム被害でシステム障害、グループ各社に影響 - テイン
ランサム攻撃者が犯行声明、事実関係を確認中 - アスクル
組織の「ネット玄関口」狙う攻撃に注意 - 可視化や脆弱性対策の徹底を
アスクル、手動出荷を試験運用 - 一部医療介護顧客で開始
先週注目された記事(2025年10月19日〜2025年10月25日)
証明書発行システムがランサム被害、影響など調査 - 流通経済大
ベンダー設定ミスでFW機能不全、直後ランサム被害 - アクリーティブ
京都の中高一貫校でランサム被害 - 個人情報流出の可能性
脆弱性狙われる「Oracle EBS」、定例パッチでさらなる修正
