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Intel Crosswalk Projectに脆弱性 - 不正証明書を許可すると以降検証せず

スマートフォンにおいて、iOSやAndroidで動作するハイブリッドアプリを開発するために提供されているフレームワーク「Intel Crosswalk Project」に脆弱性が含まれていることが明らかとなった。

同フレームワークの一部バージョンにおいて、SSLサーバ証明書の処理に脆弱性「CVE-2016-5672」が存在。不正なSSLサーバ証明書を1度ユーザが許可すると、それ以降にSSLサーバ証明書の検証を行わなくなり、正しい証明書が提供されている場合であっても、マンインザミドル攻撃(MITM攻撃)を受けるおそれがあるという。

今回脆弱性が明らかになったことを受け、開発チームやセキュリティ機関では「Crosswalk Project」をアップデートし、アプリをリビルドするよう、注意を呼びかけている。

(Security NEXT - 2016/08/01 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

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